3Dグラフィックの展示会システムでご利用されるには、ある程度グラフィック性能が高いデバイスが必要です。
5年以内に購入されたビジネスで使われる標準的なパソコンで動作できるように調整されています。
Windows10/11でメモリ搭載が8GBあれば動作できます。
古い機種でもメモリが8GB以上であればグラフィック性能が低くでも調整で動作させる事は可能です。
Q.推奨するパソコンはありますか?
約5GBの空き容量が必要です。(click)
Q.ハードディスクやSSDに空き容量は、どのくらい必要ですか?
約5GBの空き容量が必要です。(click)
必要な容量の詳細
Windowsの場合、新規セットアップまたは更新時にCドライブに圧縮された更新用システム約1.6~2GBがダウンロードされます。
セットアップフォルダに約3GBのシステムが解凍されます。Cドライブにセットアップされる場合は一時的に約5GBの容量が必要です。
Cドライブ以外にセットアップされる場合は、システム3GB+展示データ100~200M程度が必要です。
圧縮された更新用システム約1.2GBはセットアップが成功したときに削除されますが
実行時に展示会やショールームの動画や画像がダウンロードされますので約5GBの容量確保が必要です。
更新時に圧縮された新しいバージョンのシステムが環境変数の%localappdata%\VR_Startフォルダにダウンロードされます。その後、解凍し更新されます。
環境変数の%localappdata%\VR_Startは”C:\users\(ログインID)\AppData\Vr_Start”になりログイン時のユーザー名によって変わります。
Macの場合はアプリケーションフォルダに4GBが使われます。ダウンロードしたdmgファイルはセットアップ後に手動で削除してください。
Q.USBメモリに入れて動作しますか?
USBメモリでの利用は推奨されません。(click)
USBメモリでのご利用詳細
USBメモリでも動作しますが読み込み速度が遅いので起動に時間がかかります。
主な読み込み速度はHDDで150~200Mbps、現在主流のSSDはSATA接続で500Mbps、NVMeタイプで3000Mbpsとかなり高速です。NVMeの3000Mbpsまでは必要ありませんがSATA SSDの500Mbps以上あれば快適に起動します。
USB2.0のUSBメモリの速度は20Mbps程度
USB3.0の場合は80Mbps程度になります
USB3.0以上で高速タイプのものはご利用は可能ですがSSDドライブより起動に時間がかかります。
USB2.0や低速度のeMMC(内臓マルチメディアカード)は起動までの時間が長く適していません。
eMMCは省電力で低価格な記録媒体として低価格モデルのパソコンのHDD代わりに採用されています。速度的にはHDDより少し早いので問題がありませんがeMMCが搭載されているパソコンはグラフィック性能が低いため3Dアプリを動作させるには適しません。
※表記している速度はドライブの平均的な実際の速度です。ドライブの機種型番によって多少前後します。
USB2.0/3.xは電圧や伝送速度の規格ですが、USBメモリの動作はUSB2.0/3.0の通信規格よりも採用されているフラッシュメモリの応答速度に依存します。通信速度が速い規格には高速メモリが採用される傾向がありますが、動作の速いメモリは高熱になってしまうのでUSB3.0規格を採用していても低速なメモリが採用されている場合があります。
メディアによる読み込み速度の影響は起動時間に影響します。アプリが起動してしまえば、その後は大きく変わりません。
Q.目が疲れるのですが・・・
表示速度のFPSが遅いと疲れます。(click)
快適に利用するには静止状態でFPS60前後になるように調整します。
FPSは30以下になっていると動作が遅く目も疲れてきます。
動いているように見える画面は1秒間に数十コマの静止画を連続で表示する事で表現しています。
この事をFPS(フレーム・パー・セカンド)といい、FPS60の場合は1秒間に画像を60コマを連続表示しているという意味になります。
FPSは静止中に60(1秒間に60コマ)以上で動きの速いシーンでFPS30以上あれば目が疲れずに利用する事ができます。
このFPSはパソコンの表示性能に依存しますので、低スペックPCや古い機種では低くなります。
ご利用パソコンのFPSを確認する
FPSを確認するにはVRアプリを起動中に情報表示[Shift]+[i]を押します。
FPSの快適に操作できるFPS推奨値は60以上です。
FPSが30FPSあれば利用は可能ですがFPSが10~20の場合は、表示が追い付ていいませんのでご利用には適しません。
ゲーミングPCや内臓GPU以外にグラフィックガードを搭載しているパソコンは、グラフィック性能が高いためFPS100以上を期待できます。
動きの速いシーンでもFPS60以上の場合は、目の疲れはあまり感じません。逆にグラフィック性能が低いパソコンで、動きの速いシーン(走る、左右を見渡す)はFPSが20を下回る事がありVR酔いなど疲れ目の原因になります。
目が疲れると感じる機種での改善方法は根本的には買い替えや新しい機種でのご利用ですが
パソコンの調整によって調整できる場合があります。
VRアプリは高いグラフィック性能や搭載メモリを16GB以上を推奨しています。ミドルスペック以上で比較的新しい機種でご利用下さい。
設定で快適に使う方法
1.他のソフトウェアーを終了させる。
メモリを16GB以上搭載していない場合は、メモリ不足を防ぐために他のソフトを終了させて下さい。
メモリ搭載は最低8GBです。遅くなった場合は他にソフトを起動していなか確認して終了させます。
4GB未満のパソコンは調整を行っても根本的にメモリの容量不足で実用速度になりません。
2.パソコンの電源設定を高パフォーマンスにする。
初期設定では電源のパフォーマンスが省エネ型の”バランス”で出荷されています。これを本来100%の性能が出せる”高パフォーマンス”に設定します(Windows)
※設定はWindowsの設定→システム→電源オプションまたはVR_Startの設定アイコンからも行えます。
3.あまり速い動きをしない
停止中やゆっくりとした動きはFPSが落ちません。
4.設定で表示解像度を下げる
VR_Startの設定で表示解像度を800×600などに下げます。
画面が小さくなる場合は[Shift]+[F]でフルスクリーンになりますが解像度は落ちます。
5.VRアプリの表示品質を下げる
VRアプリでマウスの右クリックまたは[ESC]キーを押すと設定画面が表示できます。
表示品質設定がありますのいでこれを「低い」に変更します。
この設定で遠くに配置しているオブジェクトの解像度を低くします。
近くのオブジェクトのみ高解像度で表示します。
Q.FPS100なのに変わらない
モニタのリフレッシュレートが低い(click)
ゲーミングパソコンや外付けのグラフィックカードなどを搭載しているパソコンではFPS100以上の表示が期待でき動きがスムーズになり疲れもありません。
PFS60と変わらない場合は一般的なモニタでリフレッシュレートが低い(60hz)場合です。
ゲーミングモニタなどはリフレッシュレートが120hzや144hzで応答速度も5ms以下と高速です。高画質でよりスムーズな動作は120hz以上のリフレッシュレートのモニタが必要です。リフレッシュレートは設定で変更ができますのでゲーミングモニタなどを使っていても設定が60hzになっている場合は性能が発揮されていません。
Q.メモリの搭載量
主メモリ16GB以上(最低8GB)搭載を推奨(click)
VRアプリを実行中に主メモリを5~12GB程度使います。
搭載メモリが少ない場合はメモリスワップの機能で必要なメモリ量が確保されるので利用は可能ですが速度が極端に遅くなります。
メモリスワップとは主メモリの容量が少なくなったときに、主メモリにある現在瞬間的に使われていない領域をSSDなどに一時的に退避させてメモリを確保するWindows機能です。メモリは確保されますが退避と復元が繰り返されるので速度が遅くなります。また、頻繁に読み書きが発生しますのでCドライブ側の負担が増え、書き込み寿命に悪影響を与えます。メモリスワップが働く状況は一時的なものとして、日常的にメモリ不足で利用するのは好ましくありません。
購入時に主メモリが4GB未満のパソコンはグラフィック性能も低い傾向があります。メモリ増設を行っても速度が出ない可能性がありご利用には適しておりません。古い機種でもAMD製RadeonやnVIDIA製GPX等のグラフィックカード搭載機ではご利用いただける場合があります。
Q.安価なパソコンでも動作しますか?
新しい機種であれば動作します(click)
メモリ搭載8GB以上、Celeron n5100でも実用速度で動作します。
VRアプリが快適に動作できる基準にしたパソコンはオフィスで使われているパソコンで内2018年以降に製造された機種が実用速度で動くように開発されています。モデルプロセッサ(第9世代Core i5-9600K機種以降)を基準にしています。
普及モデルのCeleron(セレロン)はローエンドのパソコン製品向けのプロセッサとして開発されました。
グラフィック性能が必要なVRアプリではCeleronは推奨されませんが2022年以降に発売されているCeleron N5100以上であれば内臓グラフィック性能が上がっていますので実用速度でのご利用可能です。
Q.ショールームについて教えて下さい。
ショールームは無料で設定できる1社独占の仮想ルームです。(click)
法人であれば無料で設定ができます。
原則として1法人1ショールームのご利用をお願いします。
ショールームはメタバースでの活用を考えていただく目的やバーチャル展示会の補助的な機能として無料提供しています。展示物や広告表現に制限を設けていません。誇大広告にならないようにして下さい。
Q.「メタ展(バーチャル展示会)」について教えて下さい。
メタバース型の仮想展示会場です(click)
シュールームとの違いは、ショールームは既存顧客に対して商品の説明を行うことを目的としています。
展示会は新規の顧客の獲得を目的として設計されています。
展示会の展示ブースが小さい場合は、ショールームへ誘導する事もできます。
展示会に参加してスグに売り上げにはならない。
展示会に出展してもその場で商品が売れることはありません。
展示会を使った販促活動は開催終了後から始まります。
メタ展のバーチャル展示会は、展示会出展社向けの様々なサービスがあります。展示会にも出店ノウハウがあり見やすい展示やキャッチフレーズのつけ方、展示会の事前告知や来場者への情報提供など、来場者様に対して様々なサービス提供が必要です。
メタ展では、展示会出展に必要な出展ノウハウを提供しています。これは、リアル展示会においても共通に活用できるノウハウです。
Q.メタバースとは
居ながらにしてパソコン内の仮想空間を自由に歩きまわれるもの(click)
メタバースとは
元々は小説で使われた造語です。
「超(meta)」と「宇宙(universe)」から作られたとされています。
造語のため広義、狭議で色々な解釈がされています。
…よくわかるメタバース
メタバースはコンピューターやネット上に仮想で作られた空間です。
居ながらにして仮想空間内を自由に歩き回る事ができます。このメタバースを応用して作られた展示会が「メタ展」です。
Q.VRヘッドマウントディスプレイは必要ですか?
ヘッドマウントディスプレイは必要ありません(click)
現在のバージョンでは未対応で必要ありません。
実験ではヘッドマウント型のMeta Quest 2でのテストを行っています。
ただし、オフィス内でのヘッドマウントディスプレイの普及が少ない事や課題もあり現状のバージョンでは提供しておりません。
今後ディバイス性能の向上や実利的なメリット又は気軽に利用できる環境が整いましたらリリースを行います。
Q.今後どのような計画がありますか?
AIでの自然言語での応答や外国語対応を計画中です(click)
AIでの自然言語による質問回答や外国語での応答を計画しています。
また、さらなる高画質化を行ってリアリティーのある展示会に進化していくと思いますが、ご利用デバイスの性能に依存するのでオフィスで一般的に使われているパソコン性能の向上が必要です。
※要望の多い順に随時拡張していきますのでご要望により優先順序が変わる可能性があります。
より現実感を求めて
メタバースは発展形のものです。現在、普及しているパソコンのデバイス性能があるため解像度を落として表現しています。今後、AIの言語解析との融合で多言語応答やご質問の意味解析も可能です。
またデバイス性能の向上で高速化や大容量が期待できます。現在の技術では速度や搭載メモリの関係で実際の映像と識別困難になる程度のリアリティーのある展示ブースの提供ができます。ただし、ゲーミングパソコンなど一部の高スペックな機種での利用に限られます。
今後は単にリアル展示会に近づけるのではなく、メタバースのメリットを生かしたサービスを提供する予定です。