展示会取引は10年続く。国の支援にも期待

展示会で取引がされるビジネスは1回の取引ではなくその後10年20年と長く取引される場合があります。日本は新しい都市と古い伝統文化が混在しており優良な観光資源があります。
外国のビジネスマンを呼び込む余力は十分にあります。日本も産業発展の為に、国策として積極的に外国人を呼び込むような展示会支援に力を入れて頂きたいと感じています。

国内最大の展示会場である東京ビックサイトは東京都の第3セクター運営の地方自治体が出資しています。台湾などで開催される展示会は、外国からの来場者は空港についた時から特別入場ゲートがあり、展示会の入場チケットで展示会開催期間は台北市内の地下鉄は無料です。香港も国際空港の隣が展示会場で外国人にとってアクセスが便利です。展示会を国策として支えられている感じを受けます。

ドイツ・フランス共に国策で展示会が支援されています。日本では展示会場が東日本大震災の避難所で使われたり、業界団体である日本展示会協会の反対を押し切りオリンピックの報道機関の会場で使われるなど、その時期に展示会を予定してた会社やイベント会社が半年以上の長い期間影響を受けています。

展示会はビジネスの促進や貿易やイベント開催をささえる産業にとって経済効果が非常に大きなものです。展示商品を搬入する物流会社、ブースデザインの会社、展示ブースの設営会社、什器レンタル業、電気工事、印刷業、展示会主催者、展示会場、ホテル、交通機関・・・展示数1000社を超える大規模展示会は万単位の業者が関わります。
外国からの参加者は、目的が展示会参加であってもホテルに宿泊し交通機関も使うでしょう。お土産も購入する事でしょう。経済効果としては大きなものです。

展示会の歴史

日本の展示会は明治10年に最初の博覧会が開かれ、昭和29年に国際見本市が開催されています。
日本では商業的な展示会より一般の方向けの博覧会や万博の方が早く 昭和45年の大阪万博を始めとして地方で開催される万博ブームがおとずれました。

博覧会や万博は英語ではExhibitionとなり展示会もExhibitionなので、日本ではExhibitionの展示会が多く使われているのかもしれません。

台湾・韓国・中国などで開催される展示会もExhibitionなのでアジア圏では展示会が多く使われています。

参考 国立国会図書館 ドイツの見本市・展示会とその支援政策

新着情報